おそらくすべて、ただひとえに、一人に宛てた手紙

412 (You be good. I love you.)

412  (You be good. I love you.)

 


目が醒めたら最初にあなたを見たい

 


きっと

 


私のエゴ

思いつく限りその一番は

その願いは

 


そのあなたを抱きしめたい

 


あんたが今のあんたを見たら

どんな風に想うんかな

何を言うんかな

 


きっとしあわせなんだよ

そのすべてが

忘れることも

いつまでも残り続けている

伝えられなかった想い

渡せなかった言葉

叶わなかった、今はもう

忘れてしまった種々の小さな願い

 


終わりにすると決めたら

あなたは居なくなると思っていた

あるいはいつの間にか

私の中から抜け落ちている、みたいな

 


消えなかった

杞憂だった

 


あなたは居なくならなかったね

消えなかったね

 


あんたの傍に行きたかったよ

愛は忍耐強い、愛は情け深い、

愛は

あんたの名前を呼んでみたかった

それに応えて

私をその瞳に映して

願わくば、そうして、微笑んで返してくれる

君が欲しかった

 


ずっと待っていた

それは、君も同じね

 


閉じた瞼の世界に浮かぶ星は

いつだって私の祈り

うなじにかかる銀色の粒子は

幸せのかたち

 


幸福の王子

 


いつでも微笑んでいて

 


私の愛した男の子よ

今のあなたなら、どう答えるかわからない

どうかな、同じかな

ただ、少なくとも、

永遠を否定したあの子に

それでも私は、こう願うよ

 


その後背にひろがる闇ほど

永遠に光の中にて唄い輝く愛と在れ

 


いつかあんたに伝わるといいよ

いつかあなたに届くといい

 


いつか、遠い君に、

 


さよなら(I miss you)

 


愛してるよ

(I love you)

 


いつか光の中で

あんたに会いたいよ