おそらくすべて、ただひとえに、一人に宛てた手紙

pluto

 

くれていく日の赤の色が

すべてを飲み干し去っていった

何もない、ただ眼で見る限りは

微かに息づく、君の音

 


腕も伸ばせない様な頃から

狂おしいほど求めていたんだ

 


こんな風に終わり迎えても

あなたはそう笑っているの

どんな風に未来を見つめていたの

聞こえる声は遠すぎて

 


約束した日の朝の青

静かにあなたを染めていた

泣きたいような、笑いたいような

まだ透明なままのせかい

 


あんなによく泣いていたのに

いつの間にか強くなった

 


どんな風に明日を見つめたなら

今日を素直に生きられる

うまく歌えない、あなたの様には

こんな私を笑ってほしい

 


「もう、いいよ」って云う

私をあなたは静かに見たあと

癒えていく命の狭間で

確かに笑ったんだ

 


かなしみも絶望のにほいも

すべてを愛したひと

 


こんな風に切に焦がれても

もう、其処に還れはしないならば

 


どんな未来も創り、生きていこう

あなたとそう在った様に

暗闇のなか、あなたの歌が

今わたしを照らしている

 


どんな終わりも、はじまりと共に

そんな宇宙を愛し生き抜いた

 


いつか迎えるその時の歌を

今日の私と紡ぎ生きてみよう

 


生きるよ

 


いつか、また

そこで話しをしよう

Lilly (prototype)

[verse 1]

 


Hello Lilly, I want to talk with you

tell me about your love

yes, you know, about him

 

 

 

[pre-chorus 1]

pretending not to see

pretending not to know

 


yes, maybe I can do

or maybe I will do

 


If I couldn't see you

and if I couldn't feel you at all

 


・I think it's simpler and I can feel more at ease here

 


・I think it's simpler and I can stay here now easier

 

 

 

 

 

 

 


[chorus 1]

 


you're smiling at him in the world, it's invisible, I can't see

 


・I hear you call his name with the silent voice from your world

 


'cuz no one can touch you

so, no one can cut off your amazing grace

 

 

 

・so that's why, you must be Maria, (you're )the stella marris always/forever, beautiful Lilly

 


・so that's why, you must be Maria, (you're)  the stella marris always/forever, beautiful Lilly

 


・so that's why, you must be Maria, one with the stella marris always/forever, beautiful Lilly

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[verse 2]

 


Hello Lilly, I want to/wanna talk with you

tell me about your love

yes, you know, about him

 


Hello Lilly, tell me

tell me about my love

 


yes, we know, about him

 

 

 

 

 

 

 


[pre-chorus 2]

 


In the season of silence, all life fell asleep

I hear he heard your song of life with your sol(=sun)

 


the flame, with your breath, you once brathed into his frozne voice

 


・by the grace of your passion, he keeps on/is still singing (now) to us today

 


・by the grace of your passion, he keeps on singing now to us today

 


・by the grace of your passion, he is still singing to us today

 

 

 

 


[chorus 2]

 


the bloomed flower was broken off

and then your hymn we now hear was born

 


a life you once blessed is still here, as his life, and now his voice resonates and touches your heart

 


・a life you once blessed is still here, and now his voice resonates and touches your heart

 


・a life you once blessed as his life, and now his voice resonates and touches your heart

 

 

 

 

maybe you can see eachother

you can see her in the sound, at that space

 


・even if it's not easy, and no matter how sad you feel, but know you're so beautiful

 


・ even if it's not easy, and you need more patience, but know you're so beautiful

 


and Lilly

 

 

 

[bridge]

 


for the first time in your life,

you were aware the echo and embraced it in

the morning,

 


after you broke the sound with your hands, and then realized, your song is here

 


his inner child he once left in the past, and it was you called him, his name again

 

 

 

 

 

 

 


[verse 3]

 


hey/Hello, Lilly

 


hello, lily hello/tell me

tell me, your dear

 


[chorus 3]

 


she is smiling at him in their world, it's invisible, I can't see

 


within his inner heaven, and I know, to him, she is the very first kiss

 


even if you can't see or touch her,

 


your song keeps on singing with your soul, with your heart

as long as you are/forever and ever

 


how beautiful your sound is, you'r so amazing

 


in our world, this is the promise, we will meet again, have my song

 


with inner voices, they're calling/singing each other, in harmony

 

two hyms that sing as one life, eve

 


still you have the same space and you see your shinning polaris

 


so that's why, you must be always with the everlasting light

 


my dear Lilly

 

Lilly

ねぇ、リリィ
話を聞かせて
あなたの愛した、あの人のこと

ねぇ、リリィ
話を聞かせて
あなたの愛した、あの人のこと

見て見ぬふりだって
そう、きっと できるでしょう
気づかないままでいられたなら
もっと 易しく 居られたのに

見えない世界で
あなたが微笑み
聴こえない声で
彼の名を呼んでいる

さわれないから
汚されない、貴女は
いつまでもそのまま
美しいよ、リリィ

ねぇ、リリィ
話を聞かせて
あなたの愛した、あの人のこと

ねぇ、リリィ
聞かせて
あなたを愛した、あの人のこと

命の眠る季節に
あなたの音を聞いていた
凍える声に息吹きかけた
その熱が今も
彼を動かすの

芽吹いた花は
手折られ
歌は生まれた
祈りはいまも
あなたのこころ震わす

その場所でなら
きっと、また逢えるね
たとえ、それがどれほど
切ないことでも

生まれて
はじめて
気づいて抱いた感情
その手で壊して
また迎えた朝
置き去りにした
あの子の名を呼んでくれた

ねぇ、リリィ

ねぇ、リリィ聞かせて
あなたが愛した

見えない世界で
あなたが微笑む
聴こえない声
彼女が最初のヒム

喩え逢えずとも
想いは歌い続ける
いつまでも
貴方は美しい

見えない世界で
ふたり待ち合わせよう
聴こえない声で呼び/響き逢う、ひとつのイヴ
今も同じ空
輝くきみのポラリス
いつまでもそのまま
美しいよ

リリィ

彗星

きっときみは彗星にのってやってきた

あの年の流星群の夜

きみはその中の一つに運ばれて

きみのママのお腹にやってきたんだ

 


そう言うときみは笑うんだ

可笑しそうに

楽しそうに

 


恥ずかしいことを

恥ずかしげもなく言ってみせる

ぼくのことを

よくロマンチストなんていうけど

違うんだよ

普段の僕は絶対に言わない

言わせてるのは

きみなんだ

馬鹿みたいに素直な

きみのせいなんだよ

 

 

 

 

 

 

さよならって言葉より

またねって言葉のほうが好きだよ

またねって言って

もう会わない

そんな、あり得ること

こわくおもうぼくは

きっとどっか

おかしいんだろう

 


またねって言葉より

さよならのほうがあってる

またねって言って

本当に会えるかしら

あなたと別れたすぐ後で

考えてしまう

そんなわたしは

きっと

心配性なんだ

 


でも、知ってしまったんだよ

あなたの死を見て

気づいてしまったんだよ

命に生があること

生に終わりがあること

でも、知ってしまったんだよ

あなたの生をはじめて見たとき

命にも終わりがあること

終わりにもはじまりがあることを

だから

壊さないで

壊されないで

身勝手でも

何度でも

あなたに叫ぶよ

せめて

ぼくがぼくであるうちは

きみはきみのまま

居て欲しいよ

生きてほしいよ

 

 

 

さよならって言葉より

またねって言葉のほうが好き

手を振って

約束しよう

きっとまた

どこかで必ず出逢おう

於邇

 
Eyes (於邇/鬼)
 
目、ひらくと
はじまる、せかい
誘う声
 
これはいつ彼(か)の
 
ゆさ、ぐらりと
揺らす御魂
結びしその身と、
そのこころよ
 
目、ひらくと
はじまるけふ
ゆめふわりと
吐く泡ひとつ
 
ゆさ、ゆらり
坐す御霊
最初に触れるは
誰(た)の瞳、心か
 
ゆさ、ぐらりと
揺れる身体
掛かるは言の葉、音、その重みよ
 
 
目、ひらくと
ひろがる世界
いま、目醒めたきみは
いつ、どちらさま 
 
目、ひらくと
はじまるけふ
ささやき彼(か)の声
これはいつ彼の
 
あなたあらわれ誘う
さぁ、今日
これはいつかの景
耳結ぶ
遠く響くカミナリ
 
ゆさ、ふわりと
坐す御霊
はじめて触れしは
かの心、その瞳か
 
ゆさ、くらりと
軋むは躰(テイ)
其を解くは掌、かの想ひよ
 
ゆさ、ゆらり
坐す御霊
はじめて伝ふは
誰(た)の心(うら)、その想いか
 
ゆさ、くらりと
軋むは身体
掛かるは音、熱、心(ミ)の重みよ
 
 
目、ひらくと
ささやく

あなたあらわれ誘う
さぁ、今日
 
目、ひらくと
ひろがるせかい
いま、目醒めたきみは
いつ、どちらさま
 
 
 
目、ひらくと
ささやく
声(セウ)
きみ、あらわれ誘う
さぁ、今、起きよ
 
ゆさ、ぐらりと
かしぐ身体
最後に見つるは誰の記憶か
まほろば!
 
ゆさ、ぐらりと
揺れる身体(ミテイ)
掛かるは言の葉、音、そのミの重みよ
 
ゆさ、ふわりと
緩むは躰(テイ)
其(そ)を解くかの声、その掌(ショウ)、ひとつ想いよ
 
ゆさ、ゆらり
ふれる御魂
はじめて流せし涙をもてきみ救われん
 
ゆさ、ぐらりと
おわす御魂
ゆさ、ぐらりと
ゆらす身体(からだ)
 
ゆさ、くらりと
御魂
ゆさ、ゆらり
のぼる
 
ゆさ、ふわりと
あがる
ゆさ、ぐらつく
そこそが生命
 
ゆさ、ぐらりと
坐す御魂
還すは現世にて
纏しその身のみ
 
ゆさ、ぐらりと
揺れるは身体(からだ)
はなすは言の葉、音、そのミの重みよ
 
ゆさ、ゆらり
座す、皆さま
最後にさぁショウをあわせ
おくりだそうぞ
 
ゆさ、ふわりと
はなす御霊
呼ばれた、きみはつ
さぁ、たてよ今、いざ行かん
 
ゆさ、ふわりと
坐す、御魂
最初に触れしはかの声、久しく
ちかしき、いとしきひかり
 
かなしきあなた
 
 

espoir

espoir.
 
あなたの居ない器なんて
何の意味もない
その窓辺に
あの鳥がもう二度と寄り付くことはない様に
 
そう思っていたのに
焼く勇気が無いのです
わたしには
 
いつか朽ち果てる骸だとて
あなたの御霊が坐した室
 
あなたが愛し、あなたを生かした切なさ
あなたを奪った刹那までに抱いた
そのすべてを、せめて
あなたの後を追うかの様に
刻一刻と宙に帰して
やがて、すっかり別のものと
変わり果ててしまう前に  
まだあなたであった内に残る馨を、
わたしの中に収めてしまいたい
たとえそこに、何の意味もなかったとしても
在ったとしても、
ただのそらごとでしかなかったとしても
わたしの愛を、定義づけるのはわたしだ
わたしが見たものがわたしの世界だ
 
あなたの居ない器に
何の意味があろうか
その窓辺で
あの鳥がもう二度と囀り唄う事はない様に
 
そうわかっているはずなのに
はなす勇気が無いのです
いま、わたしには
 
いつか忘れ去られる運命とて
あなたの御名を生きた音
 
あなたを最期まで、あなたたらしめ、
あなたを奪った刹那まで
そこで果てては生まれてを繰り返した切なさよ
その最後のかたちを、せめて
あなたのその喉骨同様に
灰、そして宙に帰して
やがて、すっかり別のものと溶け合い
変わり果ててしまう前に
まだあなたであった内に残る響を、
わたしの中に収めてしまいたい
たとえそこに、何の意味もなかったとしても
在ったとしても、
ただのそらごとでしかなかったとしても
愛のなんたるか、
命懸けて生きて、駆け抜けた
その姿が、わたしの見た君の言霊だ
命懸けて生きた世界が
わたしの今日であり、来世だ
 
震える唇を指でなぞりながら
あなたが口にした言葉
その後に
わたしが噛んだことで親指から溢れ
流れた血のその赤と味と共に憶えている
 
君はいつか俺を忘れる
それでいい
それでいいんだ
ただし、今から言う
この事だけは、何処かに留めて
憶えておいて
 
生命はその生命が主であり
まして他者のものとするなんて
ナンセンスだと、君はかえすでしょう
それでも、僕は君のものだ
誰がなんと言おうと
それは僕がそう、望み決めた事だから
 
君がいつか俺を忘れても
君が救いを求めたくとも
たとえばそこに誰ひとりとして
君の味方が居ない様に思えても
必ず、手放しで君を支え、
君を守るものがいる
君の幸福を祈り、君を光に
導いているものがいる
 
聴こえるかい?君の魂
君に託したよ
 
あなたを最期まで、あなたたらしめ、
あなたが愛した切なさよ
それはラベンダーの匂い
それは冬の日に流れた星のあと
それは春の夜に咲いた満月
秋の陽が透かして魅せた誰かの影
 
あなたと同様に、
いつかわたしも宙に帰すとしても
今少し
わたしがわたしである内は
 
たとえそこに、何の意味もなかったとしても
在ったとしても、
ただのそらごとでしかなかったとしても
わたしに生きて
わたしと生きて
 
愛のなんたるか、
わたしに触れて
駆け抜けていった風
 
わたしが見て生きた世界が
あなたの過去であり、未来
わたしの今日であり、生命だ