あなたに宛てた手紙
きっと読んでいないでしょう
きっと届いていないでしょう
ずっと待っていたんだよ
ひとりで
否、ひとりじゃなかった
あなたと一緒だった
あなたの影帽子
置き手紙
この音
まだ憶えてる?
愛しています
遠くから
あなたに
あなたへ
あるひとが言ったの
わたしの生は
きみに宛てた一節
まぁそれもいいか
憶えていますか
あの日、あなたの目にうつった光
見ていなかった、なんてうそだ
あなたが見逃すはずがない
星は聴くものだから
星とひとは似ている
砕け散っても消えない
あるいは神さまに似ている
愛そのものさ
見えないものは存在しない?
なら、あなたはどうしてそれを
いま感じているの、感じられるの
ないものを、あるものと同様に
星とひとは似ている
過ぎ去っても消えない
あるいは宇宙に似ている
iそのものさ
ありえないものは存在しない?
なら、あなたはどうしてそれを
知っているの、感じられるの
信じられるの
今以外の時間も、今と同様に
今にいながら、未来にも、過去にも
星はあなただ
信じているの
音に託して、きみに宛てる
愛 love you